2009 チェコ1日目

 

 某月某日、ふたたびチェコに向かう。
航空会社は大韓航空! 思い出されるのは、大韓航空撃墜事件!
アメリカにはめられたソビエトと、利用された韓国、乗っていた人は悲劇である。
当時ニュースを見た時は、びっくりしたなぁ…、「なんてコトしやがる!糞アメリカ奴っ!」って。
そして「オレは絶対、大韓航空には乗るまい」と誓ったものだが、2009年現在 最も気に入っている航空会社が大韓航空である。
人生とは…!!
 座席は、通路側。
カウンターで「通路側しかお取りできません」と言われたが、通路側で万歳です。
早速「カムサムニダァ」とハングルを使ってみると、喜んでくれたので気分がよい。
ちなみにあたしが知っているハングルは「カムサムニダァ「ありがとう)」と「アニョンハセヨ(こんにちは)」オンリー。 後は役に立たない料理名だけ、と おさびしい限りである

 

 離陸して少しすると、食事が出る。
飲み物は、チェコでホンモノのバドワイザーを飲む時の参考にしようとニセモノのアメリカ産バドワイザーを飲む。
ニセモノらしく、薄っぺらくて飲み応えがない。 ニセモノのせいかと考えてみると、アメリカのビールはどれも薄っぺらいんだった…。 あたしにとっては、これは不味いビール!
 それはともかく、隣席がカワイイ娘ですよ!
ずっと隣席に恵まれなかったあたしに天からのギフトですね、きっと。
お話をしながら、韓国へ

 

韓国、インチョン空港で乗り換えです

 

 次の飛行機に乗り、隣席にどんな人が来るか期待する。
「今日のオレはついている。ゆえに、次もかわいい娘に相違ない!」と 期待を膨らませるあたしの隣に来たのは、東南アジアなおっさん…。
…これは、天からの試練に違いない…
こういう場合のあたしは、完全無視に入ります。
あたしの完全無視とは「存在は認めるが、価値を認めず」という態度です。
邪険な態度とかはとらないけれど、まるで空気のように認識しません。
まったく、ひどい男です

 

 ベルト着用サインが消えて後トイレに入ったら、備品が細やか。
「さすが大韓航空、サービスがすばらしい!」と思ったら、そこは女性専用トイレであった…。
スっ、スンマセンっ!

 

隣席の男とは話す気になれないので、通路を挟んだ隣席の赤ん坊を観察して過ごす

 

 インチョン空港からルズィニェ空港までの飛行時間は、11時間。
その間のサービス予定は、機内誌に載っています。
その予定を見ながら、寝る時間とか、コンタクトレンズを外す時間とかを決める

 食事が出てきました。
シーフードかビビンバでしたので、もちろんビビンバを選択。
一生懸命まぜまぜします。
コチジャンをおそるおそる足しながら、味を調整していったら、結局全部入れてしまっていた。
うみゃ〜でございます

 

 韓国のもので赤色が入っていると、辛いものであろう と思ってしまうが、このかっぱえびせんは、至って普通のかっぱえびせん。
先日カルディ(コーヒー豆店)で買ったものと同じモノだったので、親近感が湧く

 

 定期的に機内をうろつく。
筋肉を動かさないと静脈の弁が働かないので、足に血液が溜まってしまう。
 このごろ「飛行機の長時間乗機は、拷問だ」と 思う。
同じ姿勢を維持して、半日も乗っているなんて…。
ときどき暴れたくなる衝動を一生懸命抑えながら乗っています。
いつか忍耐力の限界が来て、本当に暴れる時が来たらゴメンサイ

 食事の飲み物は、今回も前回も韓国産ビール

 

 ルズィニェ空港に到着です。
前回の22時に到着と違い、今回は18時前です。
21時までは明るいので、安心です。
 機体から出ると「拷問室からの解放!」って感じで気持ちいい!ってことはなくて、ぐったり気分

 

指示標に従って進みます

 

 シェンゲル協定国以外の国からの到着便には、入国審査があります。
「やった! 入国スタンプを押してもらえるゾ」と、よろこぶあたし

 

 機内では便意がなかったが、到着したら急に差し込んできました。
預け荷を回収する前に、トイレへ行く。
便座上方にある地球と月みたいのが、流すボタン。
地球が「大」で、月が「小」

 

荷を回収したら、荷を整理して、インフォメーションに行き、公共交通1日券を購入

 

 前回はタクシー利用で1,000コルナも使ってしまいましたが、今回はバスを使えます。
地下鉄駅まで行くバスの内(3駅方面に3路線ある)の119番路線バスに乗ります

 

 走り出して景色が見え出すと「帰ってきたぁ」という気分になる。
海外にこの感じを味わうとは?と自分で不思議になる。
多分今この感覚を一番感じるのは、西表島か石垣島

 

 ソビエトチックなところがあるから、メランコリックな気分になるのだろうか?

 

そうこう考えている内に、デイヴィツカ駅に到着

 

 階段を降ります

 

 

改札を抜けて

 

 

 エスカレーターで降って

 

 

ホームで地下鉄を待ちます

 

 

 

 なんだか車両内が昨年より汚れている気がする

 途中で別の路線に乗り替えて

 

 

 予約したホテルがあるコビリシィ駅に到着です。
黄色を基調としたデザインがポップというか、軽い感じですね

 両側に出口がありますが、なんとなくこっち!という方へ向かいます

 エスカレータ前が大きな鏡になっていたので、記念に自分撮影。

 

 

 地上に出たら、グーグル地図をプリントしてきたので、それを頼りに歩き出します。
すこし郊外って雰囲気で、良い感じです

 

 

 歩くこと10分、宿が見えてきました。
無事に見付かって一安心です。
住宅地の中にあります

 

 さぁ、チェックインだ、と思いながらドアーを引くと開かない。
もちろん押しても開かない。
ドアーに書いてある案内には「フロントの空いている時間は、20時まで」とある。
今は19:55、開いていていいはずだ…。
左横のフロント用ブザーを押しても応答なしで、「またかよ…」と 思うあたし…。
続いて夜間用ブザーを押すが、これまた応答なし。
通りすがりの少女が不思議そうに見ていて、ばつの悪いあたし。 心に空っ風が吹く…。
緊急用電話番号を携帯に入力しながら、ダメもとで緊急用ブザーも押してみると、やっと人が出た!
「もうオレ帰っちゃってるから、今リモコンでドアーの鍵を開けるから、入ったら右横に白いボックスがあるから、そん中にルームキーを入れてあるから、よろぴく!」と言われる

 

 

 ドアーを通過し入ると、アパートメントのような造りの宿である。
指示通り白いボックスを開けてみると、あたし宛の封筒がありました。
無防備すぎやしませんか?
これでチェックインでいいの?

 

 封筒を開けると、カード型のルームキーとプラハの無料地図が入っていました

 

 玄関を上がった正面の部屋が、あたしの102号室

 

 ダブルベットに一人分の掛け布団と枕。
きっちり半分分だけに置いてあるところがステキ。
窓が開けっ放しだったのも愛嬌、って、不用心では? 一階ですぜ!! 庭から入れますぜ!
バスタブ無し・湯沸かしポットあり・ランドリーサービス無し
安宿です

 

 

 荷物をばらすと、お気に入りのレイジー・スーザンの旅行用時計が不調。
レザーマンのマルチツールで分解を始める。
機械式カメラを使うあたしは、旅の際は工具を荷物に加えています

 

 

 

 

 日が落ちる頃の風景を見ておこうと思い、出掛ける。
日本時間 午前4時頃でおネムなんだけど、滞在時間がもったいないし、頑張ります。
 ホテルから歩いて2分のところにトラムの停留所があり、旧市街まで行けるようなので、トラム停留所に行きました

 

 

 

 トラムに揺られて おおよそ20分で旧市街。
この辺でいいかな、というところで降車ボタンを押し、下車する。
着く頃にはすっかり夜になってしまいました。
 夜間撮影する際の、人の動きはどのようか観察しながら歩く。
思った以上に人(観光客)が居て、中心部での撮影は難しいと判断する。
きっと終電が終わった後には、人が居なくなるだろうが、夜警に捕まりそうだ

 

 

 

 

 前回食べたスタンドで、前回と同じオープンソーセージを注文する。
前回はパンが1枚だったが、今回は3枚。 コーラも買ったからかな?

 

 

 

 中央駅に行き国鉄の時刻表を探したが、どの窓口にも置いていない。
あちこち改修されていて、綺麗になっていた。

 メトロに乗って、宿のあるコビリシィ駅に戻る。
どっちの出口か判らなくなり、たぶんこっちと思って出たら、違う方だった。
もう一回ホームに戻って、逆側に向かう。
間違った自分を撮影!
手にはコーラ

 へろへろ歩きながら、23:35ホテルに戻る。
オールナイトで遊んできた気分。 朦朧としている。 歳か?
 シャワーを浴びる。
下着を洗濯する。 Tシャツは、臭いを嗅いでみたら、まだいけそうなので3日目になるが、明日も着ることにする。
空気の流れがないとイライラするので、窓を開けたまま寝る。
天井の循環プロペラは、寒いので止める
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