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2008 イタリア2日目 |
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一応「鍵は持ってでかけてよいのか」とフロントに訊いてから出掛ける。
今回の撮影の目標案は、
1)城壁沿い
2)下町的小径(トラスヴィレ地区等)
3)教会
でもとりあえず、コロッセオに向かって歩き出す。
大通りは車がびゅんびゅん走り、人がせかせかと歩いていて落ち着かない。
歩道もなんだか狭い。
歩きはじめの印象は、「古くさくて汚い街」。
道路がアスファルトに覆われているところも気にくわない。
歩き始めて5分、まだ一枚も撮れていない(←作品撮影用のフィルムカメラでのこと)
そうそう、今回のメインカメラは[ハッセルブラード・500C/M]
交換レンズは、[ディスタゴン60mm・プラナー80mm・ゾナー150mm]
その他オプションは、[ポラロイドバック・プリズムファインダー・もうひとつフィルムバック]
フィルムは相変わらずの[コダック・TRI-Xpan]
ハッセルは、いろいろと組み合わせを変えて撮影できるので、楽しい。
でも、装備がえらく重くなる…。
腰周辺にレンズポーチを5つぶら下げての重装備です
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サンタ・マリア・マッジョーレ教会、の裏側。
オベリスクが建っている。
オベリスクは、古代ローマ時代にエジプトブームで造られたもの。
もともとは、エジプトのモノ。
なんというか、ゴシックやバロックやルネサンスの教会を「標準的な教会」と見てしまっているあたしには、ロマネスク建築の教会って要塞に見える。
これはこれでかっちょよいのですが、「高いモノほど偉い!」的なゴシック建築をアルプス以北でしばしば見るので、縦より横の方が広いってのは、なんだかふしぎ
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大通りは恐いので、裏道に行こうと道を折れたら、石畳になってよかった。
ふと横を見ると、ヘンなところにガソリンスタンドがある。
なんでこんな処にあるのでしょう??
ここにスタンドがあるって事は、この地下にガソリンタンクがあるって事
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黒猫ちゃんが行方不明。
13歳の7kg.、ちょっと肥えていますね。
見つけたら、200ユーロ!!
猫が行方不明になると、つらいのである。
ミラーシナプスが働くのか、このような張り紙を見ると、いたたまれない気持ちになります
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あっ、カメラ屋さんだ。(というか、プリント屋)
ついついショーウィンドを覗く。
デジカメばっかりでガックシ。
そしてビミョーな落書き。
キリストっぽくて、ヘン
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裏道は石畳でよいのだけれど、路上駐車が多くて絵にならない。
カッチョヨイ車ならよいのだけれど、無個性の最近の車ばかりでつまらない。
なんでこんなに路上駐車なのかと考えたら、駐車場を地下に作れないのね。
遺跡が出て来ちゃうから。
コロッセオに向かってきたにもかかわらず、コロッセオは無視。
観光をしているわけではないという思いがあり、観光客が多いところを避けてしまうのです。
でもなぜか、その横のファロ・ロマーノには入ってしまう…。
こっちの方が有名じゃなくて人が少ないからいいっか!ってかんじかな。
たぶん本当は、コロッセオとかにも行きたいのでしょう、あたしは。
ファロ・ロマーノは古代ローマの街中心地の遺跡
剣闘士の格好をしたおっさんが遺跡の前にいて「フォト! フォト!」と言っている。
これはあれ、あれですよ。 商売です。
目があったので、まぁとりあえず撮っとく。
10ユーロ請求されたけど、2ユーロしか渡さないで去る。
多分1ユーロでも大丈夫だろうけど、2枚撮ったので2ユーロ
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ボケを見て、日本を感じてしまう
中国人の観光客が多い。
中国人と韓国人と日本人は、ぱっと見おなじに見えるけど、よくよく見るといろいろ違う。
まず中国人は、服の色に彩度がない・ギャーギャーうるさい・団体でのことが多い。
韓国人は、中国人よりもう少しおしゃれな格好・大声で話す・2〜4人が多い・目が合うとガンつけしてくる。
日本人は、服の色が世界一鮮やかでおしゃれ・化粧が上手い・2〜6人が多い・小声で話す・目が合うと目をそらす。
若い日本人の服装って、ほんとうにおしゃれ。
ヨーロッパには10代20代用のブランドがほぼないため、若者の服にバリエーションがない。
その点、日本の若者をうらやんでいる。
日本人はもっと自信を持った方がよいと思うよ。
日本男子はともかく、女子はほんとうにかわいいから…、服が特に
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腹がぎゅるぎゅると言いだし、トイレに向かう。
ちょうど清掃中で、待つことになる。
他のトイレを探そうとすると、もれそうだ。
ドイツ人のおっちゃんもトイレ待ちで居て、二人の中でどちらが緊急性をもっているかの精神的な戦いが行われる。
この便座のない便器って、みなさんどうやって大便しているのでしょうね。
清掃時にびしょにしょになっているし、座れないね。
あたしは、空気椅子方式でした。
ついでに、トイレットペーパーの設置位置が遠すぎやしませんか?
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ファロ・ロマーノを出て、コロッセオの原型と言われるマルチェッロ劇場を見る。
上層のアパートは今でも使われているそう。
旧ユダヤ人地区(ゲットー)を歩く。
ゲットーはヨーロッパの大きな町には大体あり、過去ユダヤ人はその中に隔離されていた。
人口密集率が高く、貧困と疫病と犯罪の巣窟となっていたそうだ。(ユダヤ人を迫害していたのは、ドイツ人だけではないってことです)
現在ユダヤ人はここでなければ住めないわけではないし(イスラエルもあるし)、近代に再開発が行われているので、キレイになっている。
とはいえ、道は狭く入り組んでいるので、おもしろい
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百式的な金色のチャリンコ。
ハンドルグリップまで金色と云うことは、自分で塗りましたね
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コンビニのホットスパー。
沖縄にもたくさんありましたが、沖縄のホッパー(ホットスパーの通称)はココストアに替わってしまいました。
ので、なつかしい看板です
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ローマ時代の橋。
こういうのが未だに残っているのは、すごいですね。
地震がないからですね。
観察してみると、目に見える部分は石を使い、内部は煉瓦を使っています。
エジプトの建造物がほとんど石で出来ていることを考えると、リーズナブルな造り方です。
良いのか悪いのかはともかく、こちらの方が安く早く造れたでしょう。
外側の石は、ひとつ3トンくらいありそうですね。
あ〜、渡ってみたい…
(すぐ隣の現用橋から見ている)
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ありゃ! コダックのプロショップだ。
どのくらいの腕なのか、現像とプリントを試してみたいが、休みの日
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お恵みが欲しいドラゴン君 |
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たこ焼きの提灯がぶら下がっている日本料理屋さん。
ファンシーな壁の色といい、ガラスケースに入った食品サンプルといい、なんだかアクセサリー屋さんみたい。
トラスヴェレ地区、犬のウンコが多い。
すごく細い道を路線バスが通っている。
広場はみんな駐車場になっている。
教会が多いが、おおよそ閉まっている。
歩いていたら、前から御婦人が秋田犬を散歩してた。
「異国でがんばっちょるな」と目で挨拶したら、「おまえもいい写真撮れワン」と返事をくれた。
昼ご飯を食べていないので、お腹がすいてきてカフェに入りたいが、時間がもったいないので歩き続ける
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アルジェンティーナ神殿跡で猫をたくさん発見!
やった!と思ったら、猫ショップがあって、そこの猫サマたちでした |
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ベネツィア広場に出てカピトリーニ美術館を過ぎ、サンタ・マリア・イン・アラコエリ教会へ。
教会の前に長い階段があるのだが、その階段を一段づつ平伏祈願しながら上ってゆく御婦人あり。
ホンモノの「祈り」って、こういうものだよなと心打たれる。
教会に入り、あたしも祈ってみる。 世界平和を…。
「キリスト教は嫌いだが、教会は好き」というのがあたくしです。
ついでに「坊主は嫌いだが、仏教とお寺は好き」、「神道は好きではないが、神社は好き」、「宗教は嫌いだが、神は好き」、「宗教や神を勉強するのと、神を感じるのが好き」
「神」って、髭面した偉そうなジジイではなくて、人間の想像も解釈もはるかに及ばないものだと思っています。 従って、言葉で捉えられるモノではないと考えます。
ただ、「感じる」だけです。
さらに歩き回っていたが、だんだん暗くなってきたので18時前にホテルに戻る。
9時間歩き回っていたが、水分・食料補給をしていないので、お疲れでやんす。
ルームバーがらファンタオレンジを出し、飲む。 あと、成田空港で買ったおにぎり(賞味期限切れ)を食べる。 シャワーを浴びて、一眠り。
20時に起きて、スーパーマーケットに行こうと思ったが、洗濯もしなくちゃならなくて面倒になり、機内で収集していた黒パンやチーズを食べる。 飲み物は、ルームバーからコカコーラ。
ホテル前の大通りを大型トラックが通ると、ホテルが揺れる。
どうしてこんなに大きな建物が揺れるのであろうかと不思議に思いながら、0時就寝
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