2008 ベトナム2日目

 

 6時にかけといたアラームは余裕でスルーして、7時半に起きる。
朝ご飯は軽めに…。 屋台で食べることを考えてと…。
レストランでの客を見てみると、欧米人5割、日本人4割、その他1割ってところ。

 バスタブの排水口を直すようメモを書いて、1USドル札を置いとく

 

 

 

 9時、外出する。
暇そうな人が道路にやたらと居て、アヤシイ…。
 バイクタクシーが「ニイサン! ニイサン!」といつまでも付いてきてウルサイ。
シクロ(自転車タクシー)も声をかけてくるが、この人たちは体力を使いたくないらしく、付いてこないので助かる。
 うねうねと路地を歩く。
道路はバイクがいっぱい。 交通ルールはあるのかないのか大変なことになっている。
車と大量のバイクが走る道路を人が横切ってゆく。 すごいっ! これがアジアか!?

 

 ベンタイン市場に着く。
市場内に入るとやたらとネェちゃんが腕をつかんできて、見ていけと言う。(男の店員は、それはしない)

 食堂で、エビのつみれと豚串と生春巻きを食べる。
おしぼりは、ビニール袋に入ったビショビショの冷たいもの。 これは使ったら代金を取られるという代物だが、やっぱり使ってしまう。 汗がじっとりと湧いて出てくるんだもの…

 

 蒸し風呂のような市場を出て、街を練り歩く。
バイクタクシーとシクロがやたらと声をかけてきて、気が散る。 撮影に集中できない。 しかも、道路の状態が悪く、うっかりすると転びそうになる。
 街が雑然としすぎで、どう撮ればよいのか判らなくなってくる。
教会と郵便局はかっこよい。

 そうそう、今回のカメラは「フレクサレット6」。 チェコスロバキア時代のチェコの二眼レフ。 ローライやハッセルはいかにも高価なカメラに見えるので、盗られたら困ると思い、オシャレだけどあまり高そうに見えないこのカメラを選択。 レンズはとっても良い

 

 国営デパートに入ると、内装がレトロでカッチョヨイ。
スニーカーだと暑いと思い、サンダルを買おうかと物色してみたが、やっぱり買わない。
代わりにTシャツを2枚買う。

 シルバーアクセサリー屋でリングを2つ買う。

 フォー屋(フォー=米の麺)に入り、生牛肉入りフォーを注文する。
なんだか香草のトッピングがたくさん付いてくる。 いろいろと混ぜてみる。 怪しいと思ったんだけど、唐辛子(真ん中の青いヤツ)をちょびっと入れて食べてみたら、あらタイヘン。
も〜、辛くてからくて堪りません!! 涙ぼろぼろ、鼻水ビービー、汗だくだく…。
5分くらい食べられず、泣いていました

 

 道端で焼き菓子を焼いて売っているおばちゃんにぼったくられ、その後とうとうバイクタクシーに捕まる。
日本語の話せる奴で、どうせあたしを騙すのだろう?と思いつつ、ここはチャレンジ。
とりあえず、写真を撮りたいから郊外っぽいところに行ってくれ、と かえって身の危険の多くなることを頼んでしまう。 名をタイと言ったが、もちろん偽名であろう。 あたしももちろん偽名を使う

 

 貧乏な階層の方たちの住むエリアに入ってもらい、身ぐるみ剥がされるのかも…と恐れつつ写真を撮る。
あたしとしましては、住民の方が使っている木造船を撮りたかったのだが、タイさんが何と説明したのか、住民に橋のよく見えるところに連れて行かれて、仕方なく橋を撮る。(内心びくびく)
この橋も、日本のODA

 橋の反対側の集落にも行こうとしたが、警察官に制止される。 外国人は入っては行けないのかもしれない

 

 チョロン地区にある市場に連れて行ってもらう。
チョロン地区は中華街。 横浜中華街と比べると、とっても大きな街だ。
 市場で、Tシャツとドラえもん漫画本(ベトナム語版)を購入。
その後、「Yシャツいるか? 絹製品はいるか?」と店を連れ回される。 マージンがもらえるからですね。
そういう店にはいると、タイさんと店員に出口を塞がれ、買うまで出られない雰囲気になる。 買わないけどね。
「ビーサンとコーヒー豆は欲しい」と言ったら、よっしゃ!って感じでコーヒー豆屋に一直線。
各種 豆を嗅がされ、試飲させられ、とりあえず美味しいので一番高い豆を500g買う。 18usドル。 高いんじゃないの? 12usドルくらいじゃないの?と思いつつ、試飲もいっぱいしたし、日本では買えない種類の豆なので、赦す! (次の年に判明するのだが、市場で買った方が高かった。 しかし、ボッているのにはかわりない)
 サンダルも欲しかったが、持ち金が尽きたのでホテルに戻ってもらう。
戻り道、「屋台に食べに行こう!」としきりに誘ってくる。 う〜む。 お前は悪だからのォと思う反面、好奇心がむくむくを湧いてきて、行くことにする。 「殺されるのか、おれ? 身ぐるみ剥がされるのか、おれ? ボコボコにされるのか、おれ?」と恐怖を感じつつも、「これは勉強! 体験しなければ、勉強にならない!」と、虎穴に入る。

 で、連れられていったところは、ホテルからバイクで15分くらい離れたところにある焼肉屋さん。
ぜんぜん屋台ではない。 七輪で羊肉を焼く焼肉屋さん。 場所はすでに判らず、ハンディGPSを持ってくるのであったと後悔。
 まぁ、とりあえず食うか!とタイ産ビールのタイガービールで乾杯。(何に乾杯?) ジョッキに氷が入っているのが、ベトナム式。(それとも熱帯アジアではこうなのか?)
 話をしながら食べる。 自称36歳(2008年時)、家族は妻と5歳の子供一人、妻は味の素工場で働いている、郊外の集合住宅に住んでいる、妹が島根県に留学している、仏教、一年前まで大型トラックの運転手だった 等々。 なるほど、半分は嘘だな、と。
 写真を撮ると左写真のように顔を背けるのは、後ろめたさがあるからだな、と。

 この後、ビア・ホイに行こうと誘われる。
ビア・ホイとは、ホステスが付く飲み屋で、外国人 特に観光客が行くことはまずない。
ということで、身の危険を感じつつ挑戦する。
 ビア・ホイの店舗は看板も全くなく、一階は駐車場のみでいかにも怪しい。
「大丈夫か、おれ!? とりあえず、走りやすいスニーカーで良かった」と、逃走ルートを確認しながら店に入る。 タイさんのなじみの店だそうだ。 なじみって事は、みんなグル??
女の子が隣に座り、がんがん飲まされる。 言葉が通じないので、飲むしかない。 笑っているタイさんを横目に、まったく面白くないのである。
タイさんを介して判ったことは、キャストは田舎から売られてくるとのこと、大体3ヶ月はその分働かされるとのこと、給料は歩合制、寮完備、だそうだ。
 なんだか随分ボッたくられたが、勉強にはなった。(一本5usドルと言われていたビール代が、120usドル!! 24本も飲んでねぇーって!)←ごねて、減額させるが…。

 

 

 ホテルまで送ってもらい、解散!
「明日も行こう!」と誘われるが、お断りする。

 高い勉強代だったなぁ…、と思いながら就寝。
バスタブの排水口は、直っていた

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