小野池草介_2671ツール・ド・おきなわ参加日記 2日目

 

 

 5時過ぎに起きる。
準備をして6時に部屋を出る。 外はまだ暗い。 そこら辺をちょこっと走りながらウォームアップ。
ちょろちょろと参加者が居る。

 朝焼けがきれいだ

 

 

 スタート位置につく。
ゼッケン順でも何でもないので、真ん中辺りで待つ。
みんないいチャリンコで、いいウエアで、強く見える。
 列んではみたものの、ヒマだ。
各パーツのチェックや、ひとのバイクやウェアのチェックを行う。

 

 

 なんか1時間くらいは待っているような気がする。
トイレに行きたくなったら、いやだなぁ、と思う。
 だんだんと選手が集まってきた。
なんだか安心

 

 

 スタート位置前で開会式。
エイサーが踊られ(なんで盆に踊られるエイサーが踊られるのだ?)、7:00、ゆっくりとスタートする。
おきなわの11月とはいえ、薄ら寒いので、体を温めなくては関節がやられそうだ。
 しばらく、2キロくらいは集団に合わせてゆっくりと走る。
しかしそのスピードは30km/hrに満たない。
だんだんとイライラとしてきて(←悪い癖ですな)、徐々に増速。
名護市内では車も走ってくるので、後に注意しながら抜かしてゆく。
抜かしても抜かしても、前にまだいる。 わしって中間あたりから出発したんじゃなかったけか? 5キロ過ぎから、膝が痛み出す…。
 ちゅら海水族館の所が休憩所になっていたが、だれも止まらず、がんがん行く

 

 

 

 20キロも走ると、だんだんとばらけた選手が小さな集団になってゆく。
まず集団に入って、ここがチャンス!というところで加速、そして先にいる集団まで頑張って合流。って感じで進む。
 本部半島を抜けると58号線。 風が出てくる。
直線のあまり起伏のない道で、こういうコースは苦手。 一度、集団に置いてゆかれる。 ショック!
なんとか追いつこうとするが、向こうは集団・上手く先頭を交代しながらスピードを維持して徐々に引き離される。 後を見ると、後の集団はまだ離れているので、ここは単独走。
 やがて
道の駅・給水所が出てくる。 よかった…、このまま単独走だったら大変だった…

 

 がぶがぶ飲んで、ばくばく食べて、ボトルにシークワーサー入り水を入れてもらったら、出発。
まだ行程の1/4だ。
もう右膝はじんじんと痛み、ときどきピキンッと鋭い激痛が走るが、負けるな!わし!

 

 最初の難関の国後の峠越えで、とうとう降りてしまった…。
通り過ぎる兄ちゃんに「ガンバッ!」なんて声掛けられたりして、なんとも情けない。
エナジージェルと黒糖で、ビタミンと糖分を補給しながらの峠越え。 汗だくです。
 峠の下りは、ハイスピード!かと思いきや、わしのバイクのギア比があまり高くないので、結構抜かされる。


 93キロ地点の奥村で、昼食。
置いてあったバイクの数を見ると、50〜100位くらいかしら。
 ここまで、平均速度28km/hr、最高速度55.7km/hr

 

 

 相変わらずヘルメットが曲がっているわし

 

 カレーライスと豚汁。
それとスポーツドリンクをがぶ飲み。 黒糖・塩飴もばくばく食べる

 

 後から気づいたのだが、この青いウエアの人、今夜宿泊するホテルで同室になる人だ。
なんだか90万円以上するバイクを予約してしまってどうしよう、とか言っていたな。 そして居住地が結構近いらしいんだ。 でも走っていて、出会ったことはない

 

 後から気づいたのだが、この右側の人。
次の日、同じ集団で走ることが多くなる人だ。 神戸から来たって言っていたな。
神戸というと、昔の彼女の甘酸っぱい思い出を思いだすよ

 

 paopaoビールのウエアを着ている人がいる!

 

 後半は東海岸。
すぐに上り坂でもって、その後も上り坂。
ガーっと降って上り坂。 そしてまた上り坂って感じで、上り坂天国。
基本、上り坂で抜かし、下り坂で抜かされる。


 給水所のない所で、ちょっと休憩。
もうすでに膝は限界って様子なので、このまま走っていると心が折れてリタイア申請しそうなので、アイスを食べて気合を充填させる

 

 途中で転けた選手がいて、救急車が向かっていた。
下り坂だった。 多分70km/hrくらいは出しちゃっていたんだろうな。 砂とかあるから危険よ。

 

 平村で、休憩。 ここも給水所ではない。
自販機で炭酸飲料を買って飲む。
 あら、昼食の時の二人が写っています。
この後、青いのは空腹のためにそば屋に立ち寄ったため、30分以上遅れます。
神戸の人は途中まで集団を組みますが、上り坂で置いてゆかれます。 しかし、その後わしが道を間違えて高速道路に入ってしまい5キロ以上ロスしてゴールしたら、そこで追いついてきました

 16時ちょっと過ぎにゴール。
走行距離184.89キロ、平均速度24.37km/hr、最高速度63.82km/hr、登り2.441m、降り標高2.461m。
自転車置き場に置いてあるバイクで判断すると、30〜50位ってところ。

 ビッコを曳きながらホテルにチェックイン。 立派なホテルだ。 4人部屋。 一番乗りなので自分の好きな場所をとれる。 壁側のベットを確保する。
シャワーを浴び、荷をばらしていたら、2人目が到着

 

 

 

 ホテルのプライベートビーチっぽいのがテラスから見える。
スタート地点の名護市も向こう側に見える

 

 

 浜に降りてビーチコーミング(漂流物拾い)をしたいとこではあるが、膝が痛くてムリ

 

 

 コインランドリーにウエアを洗濯しに行く

 

 

 19時過ぎ、4人揃って一通り整理が出来たら、夕食を摂りに行く。
バイキング形式、飲み物は別料金

 

 部屋に戻ったら、ダラダラと話をする。
ほとんどがバイクとパーツとウエア、そしてイベントとサプリメントの話で、すちゃらかライダーのわしにはついて行けない話。
そしてわしは思うのであった。 「きみたち、そんなに道具にこだわっても、わしより遅いじゃん。 肉体と根性を鍛えなさいよ」と

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