2008 チェコ4日目

 6:00起床。
やっぱりこのくらいに起きなくちゃね。
時刻表を見て、行く先を考える。
 今日の朝食には、アップルパイとか甘めのものも入れました

 

 

 分別ゴミ箱

              バス停のベンチ
              羽根のついている種
                ガチャガチャ
 ご主人様の荷物を見張っている犬

 

 

 

 

 クトナー・ホラまで行くことにしました。
国鉄駅で往復2等切符を購入

         案内板で出発時間と出発ホームを確認してと

             地下通路を通って、ホームに向かいます
       打刻は必要なし、と
           ホームでもう一度、確認

 列車は同じ柄のが多いし、行き先なんてどこにも記していないから、乗る前の確認が重要です。
 この列車の2等席です。 1等、2等の表記はあります

             出発前、列車の窓から
         窓から身を乗り出して

 

  さぁ、出発です。
プラハまで出てくるのに時間が掛かるので、地方に行くのに時間が掛かります。
こういう時は、街の中心部に泊まっていたほうがいいですねぇ。


 今日訪ねるクトナー・ホラという街は、かつて銀の採掘で繁栄した街です。
首都だったこともあり、楽しみです。


 座席は8人コンパートメント。
お客が少ないので、一人で悠々利用です

 腹がぎゅるぎゅる言ってきました。
外国だと、必ず腹の調子が悪くなるあたくし。
水が合わないのか、肉が合わないのか…

 列車のトイレに入ります。
ちょっとキケンだけど、荷物はコンパートメントに置いたまま(わぉ!)トイレットペーパーと財布とカメラだけは身につけて

 

 

 

 

 

 

 

 

 1時間ちょっとでクトナー・ホラ本駅に到着です。
天気も昨日までの雲が晴れて、良い天気。
お出かけ気分で、遠足気分!

 

 

 観光ブツが集まっている歴史地区に近い駅まで行くには乗り換えが必要ですが、本数が少ないので、この駅から歩きます。
 ホームからふと見ると、すてきな列車が停まっています。
あれが歴史地区の近くまで行く列車らしい。
いい感じなので、乗ってみたかった…、と後悔

 

 

 

 

 

 

 気になるので、近くまで寄って観察する。
見れば見るほど乗ってみたくなる。
マルーンとクリームの車体がオシャレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 駅舎外観。
素朴なおもちゃって雰囲気がステキ

 止まっている車がシュコダだったら、もっといいのに…
モノコックの現代車は、みんなおなじデザインでつまらん

 

 

 

 

 

 旧市街までバスに乗ることも出来るのだが、天気がいいし、みなさん歩いているので歩く。

 しかし、思ったより距離がある。
まっすぐな道の向こうに旧市街があるはずなのだが、まったく見えない。
 まぁ、のんびり行きましょう。

 派手なお店発見!

 

 

 

 

 聖母マリア教会。
入口に思いっきり「撮影禁止」と記してあるので、なんだか入れない。
あたしにとっては悪霊退散的なお札のような効果があるな、撮影禁止ってのは。
 ドイツ人カップルも入口で立ち往生しているぞ。
 考えてみれば、併設されているシトー会修道院は現在でも修道院として機能しているわけだから、物見気分で入ってきて欲しくはないわな。
 アジアや南米・アフリカなどで、日本人が現地の人を「懐かしー」「面白ーい」「めずらしー」とか言いながら写真を撮ってしまうアレは、相手を人間ではなくエンターテイメント的な物体としか見ていない。
生活の場・修行の場である修道院や教会を撮るのも、それと同じで、それに関わる人たちの気持ちをまるで解していない失礼な行為だ。
 判っているさぁ、それは判っているんだけれども、撮りたいんです。
「世界の全てはオレの作品の材料」という傲慢な考えが、あたしの脳内にあるのです…

 

 

 

 ようやく半分くらい来ました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東欧のおばちゃんって感じだなぁ…

 ようやく旧市街・歴史地区に入り、先ずはツーリストインフォメーションを訪ねます。
地図をいただくためですね。
重厚な入口の建物にあります。
かつてこんなに重々しい建物の中にインフォメーションを見たことはありません。
 建物の中にはいると、ポップな案内があります。
さすがチェコ! 人形劇やパペットアニメーションが盛んなだけに、すてきなデザインです
 ツーリストインフォメーションの建物の地下には、錬金術博物館もあります。
錬金術、いいなぁ〜。 あたしも随分 本を読んだけど、金も造れないし、不老不死も不可能だなぁ
 スグラフィット装飾のある家。
スグラフィット装飾は、平面装飾で立体に見せる装飾です。
二眼レフのフレクサレット6と7は、その装飾がなされているのではないかと思われます。
ローライコード1の初期型も、それですね
 この2階の窓の配置が、また不思議。
デザイン優先ですね
 店先に木の箱、赤いカブなんて、ヨーロッパって感じですねぇ
               聖ヤコブ教会
 陶器のお店。
犬進入禁止、猫がいるから。
この猫サマに会いたいけど、機材ガチャガチャなので、陶器屋なんて恐くて入れない…
         聖母マリアの柱像

 

 

 

 

 

 

 

 

 またゴージャスな家ですね。
さぞ裕福な方が住んでいたのでしょう

 

 

 お腹がすいてきて、お米が恋しくなってきたので、中華料理店に入りました。
 「ニーハオ!」とそれっぽく言って入ると、店のネェちゃんはにこにこしてフレンドリーな対応。
ビールが瓶ビールだけど、フォークとナイフだけれど、一枚の皿に盛りつけられているけど、やっぱり米はいい! 米はサイコー!

  ステキな車庫、か、物置
   三毛猫、にゃー!
 アイス喰いてぇ〜。
こういうのを見ると、女の子と一緒に旅行に来てラブラブしたくもなります
 造幣局博物館なはずだが、写真には拷問道具が写っている。
もしたしたら、拷問博物館? だったらこっちほうが見てみたい。
 と思ったものの、鉱山博物館の予約時間が迫ってきたのでパス
       廃ホテル、探検したい…

 

 

 

 

 

 祀られているカエルさま

        まるで足みたいな雨樋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聖バルバラ大聖堂と旧イエズス会大学

 

 

 

 

 

 

 

 ぺしゃんこ雛

 

 フラーデク鉱山博物館。
坑道見学ツアー「今日は予約がいっぱいで入れない」と言われたが、「一人だからさぁ、たのむよ、ひとつ」と無理矢理参加。
無理矢理なので、他はオランダ人学生の集団(男の子ばっか!)とドイツ人女性2人

 

 旅行ガイドにはチェコ語ガイドしかないと書かれていたが、英語ガイドもあった。
たどたどしい英語とチェコなまりの発音だが、だいじょうぶ!
あたしの英語も怪しいものなので、ろくに聞いていないので。
 オランダ小僧共は、先生が英語からオランダ語に訳してもらっていた。

 汚れ防止のコートとヘルメットを被り、懐中電灯を持って坑道へ入る

 坑道内は生暖かく、道は狭く、足下は滑りやすい。
しょっちゅう頭をぶつける。
あたしの体格でこうなのだから、体格の大きな欧米人にはきつかろう
 説明を受けながら歩くが、列が伸びていて、しかも小僧共がふざけているので、たいへん。
 坑道から出ると、外も空気が気持ちよい。
銀貨の造り方などを聞いた後、解散。 所要1.5時間

 いや〜、あたしにしちゃぁ観光客っぽいコトをしたなぁ

 

 

 旧市街は、小高い丘の上にあります。
周辺の村々もステキだなぁ…。
撮影しに巡ってみたい。
しかし今日はもう時間がない

 山裾を、あの列車が走っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聖バルバラ大聖堂。
予算不足のために、こういう頭になったらしいが、それがまたカッコイイ。
 右半分は修復中のために、撮影せず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 聖ヤコブ教会とイタリアンコート側。

 この写真の右下あたりに売家があって、「引っ越してこようかな!」って一瞬思ってしまった

 18時くらい。
もう、観光客はいません。
みんな帰ってしまったようです。
ついでに地元の方たちも、ほとんど居ません。
夕食の時間なのでしょうか?
 大判で撮影するなら、この時間がいいみたい。
こんど泊まりで来てみたい

 

  腹がぎゅるぎゅる言ってきて、ピンチ!
トイレ、トイレと探して行ったら、あら、閉まっている。
閉店時間だと! 観光客のいない時間は、閉めるってコトか

    ゴージャスな建物の飾り
         ミッキーのお店らしいが…
            クトナー・ホラ・ムニェスト駅という、旧市街に近い駅
             装飾家

 

 

 

 

 

 

 構造主義建築の配色がすてき

 

 ドームがカッコイイですね。
天体望遠鏡を装備したくなります。
 ドームを見ると、広島原爆ドームを思い出すのですが、そういえば原爆ドームもチェコ人の建築家でしたね

 

 

 

 

 

 

かっちょえ〜

 

 てくてく歩いてクトナー・ホラ本駅に戻って参りました。


 ホームまでは、線路を横切って渡ります。
地下道もあるけれど、こっちのほうがいい感じ

            20時くらい、プラハ本駅到着
 2日通ったスーパーに寄るには疲れていたので、駅中のちびスーパーに寄りました。
これが余裕のある観光旅行ならビアホールか居酒屋かレストランに行くところですが、体力と集中力を甚大に使う旅なので、お弁当(サンドウィッチだけど)を買ってホテルで食べます。
 ときどきそんな自分が、とてもかわいそうなコに思えます

 

 地下鉄オパトフ駅から385路線バスに乗りました。
これは城まで行く路線なので、ちょっと歩きますがホテルまで帰れるのです。
 でも、バス停の名前を知らないから、窓から景色を凝視する

 

 歩くことになったお陰で、すてきな夜景に出会えました
 21:20頃

 歩くことになったお陰で、すてきな夜景に出会えました
 21:45、ホテルに帰着。
昨日まではネェちゃんフロントだったが、今日はおっちゃんフロントだ。
どうやら家族経営のようだ。
おっちゃんに「朝食は何時くらいがいい? 出したままにしとくのは、なんだから」と訊かれたので、「んじゃぁ、7時」と答える。
明日から寝坊が出来なくなった…。
 どうも、客はあたし一人きりらしい。 大丈夫か!? 経営! レストランも併設しているが、毎晩 客、0人。 あたしが入ってやればよいものの、ホテルに帰ったら、もうくたくたなのよ…
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