2002年 第一回沖縄島
文章:2009年記載
 某月某日、友達を元気付けるために旅行に出る。
初めての沖縄、しかもリゾート。 カヌチャベイ。
 沖縄は、なかなか勇気がなくて訪れられなかったところ。
太平洋戦争時、多大な犠牲を払わした日本人の子孫として申し訳がなく、覚悟ができないのでした。
 久しぶりにヒコーキに乗る。
デスのお友達に会えないかと思ったが、やっぱりいなかった。
 那覇空港からは迎えのバスに乗る。
外の景色を見ておもしろがっていたが、首里あたりから高速道路に乗ったら面白くなくなってしまった。
 でもやがて高速を降り、また楽しみました。
初めてなので、なにもかもに興味津々。
青い屋根のマクドナルド・おおきなお墓・家の上の水タンク等々。
あ〜、バスから降りたい…。

 カヌチャベイは、北部の太平洋側にあるリゾートホテル。
施設は広く、部屋も広く、なにもかも揃っているゴージャスなホテル。
安い時期でなければ、絶対に泊まれない…こんなとこ。

 施設内の街路樹はアダン。
18の時、田中一村の絵の中で見て存在を知り、この時初めてホンモノを見る。
なんかちょっと感動。

 散歩してプライベートビーチに出る。
防風林として、モクマオウが植えてある。
成長が早いのであちらこちらで見かけるが、海岸を浸食してしまうそうで最近問題になっている。
もちろんこの時は何も解っておらず、ただ「大きな木だぜ」と思うのみ。
 まだ暖かい季節ではないので、泳ぐこともできん。
 この先に歩いていきたかったが、何となく「ハブが出るのでは?」と思ったら恐くなり、進めず。
 更に北に続く海岸。
ぜんぜん沖縄のイメージではない。 後から知るが、北部東海岸は荒々しく、トロピカルなイメージからはほど遠いのであった。

 坂を上って部屋に戻る。

 そういえばこの時初めて旅行(今回は「旅」ではない)にデジタルカメラを持っていったのでした。
300万画素機種で、10万円くらいした時代でした。

 ヤドカリがたくさんいました。
みなさん綺麗な貝殻をしょってらしていました。
 これはホテルのプールですね。
季節が季節なので、誰も入っていません。

 やっぱりアダンは、海岸が似合います。
街路樹なんかにしないでください。 準マングローブだし。

 部屋の中のぐるぐる。

 帰りも空港までホテルのバス。
 なんだかちっとも満喫できなかったので、「改めて探検しに来なければならない」と思いました。
そして「リゾート施設はあたくしには無縁である」と思うのでした。
あの中は「作られた空間であり、沖縄ではない」のです。

 まっ、今回は目的がいつもと違うので、こんなかんじ。

 

               おわり

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