持ち物:着替え・下着(パンツX2,靴下X3)
       ・上着(ショートパンツ,長袖TX2,半袖T)
   ・雨着&傘
   ・水着
   ・ウェットスーツ(スプリング)
   ・5点セット(足ひれ・スノーケル・水中眼鏡・おもり・グローブ)
   ・タオル(スポーツタオルX3)
   ・ファーストエイドキット&健康保険証
   ・洗顔キット
   ・コンタクトレンズ&キット(予備レンズを含む)
   ・眼鏡
   ・ヘッドランプ&予備電池
   ・シュラフ&スリーピングマット
   ・ナイフ(アーミーナイフ・フィレナイフ)
   ・ストーヴ&燃料(ホワイトガソリン)
   ・携帯箸
   ・コッヘル&スキットル
   ・カメラ&三脚&フィルム(デジカメ・35mm水中カメラ・ASA400)
   ・時計X2
   ・サンダル
   ・サングラス&ゴーグル
   ・携帯電話
   ・テルモスX2
   ・食糧
   ・単眼鏡
   ・MP3プレーヤー
1日目

 日中 用事があって出掛けていたので。出発が遅れた。船乗り場に着いたのが、出港30分前で 券を買えたのが17分前。ふと気がつくと、みなさんすでに乗船済みだった。こんなことは初めてだ。急いで乗船する。 2等905番和室。和室とはいうものの、カーペット敷き。荷物を置いたらサブザックを持って甲板に出る。Bデッキ後部のベンチに座り、おにぎりを食べる。22:30出港。レインボーブリッジを過ぎたら客室に戻る。歯を磨いて、コンタクトレンズをはずす。毛布を二枚借りてきて、くるまって眠る。左隣の男女6人組がいつまでもうるさい(怒)
2日目
 4:30 目が覚め、ウトウトする。 5:30 起床の放送。 5:50頃 御蔵島着岸。曇っている。 DOS(ドルフィン・オーシャン・スイミング)の船の予約をしているところのおばちゃんが、キャンプ場まで車で送ってくれる。キャンプ場といっても、幕営は禁止だ。過去 強風でテントがすっ飛びまくって大変だったそうだからだ。そんなわけでバンガロー泊
 バンガローの受付は8:30からだそうで、それまで外で待たなくてはならない。 レーション(行動食)を食べたら、散歩に行く。 空模様が怪しい。 どう見ても低気圧接近中・・・
 神社
 8:00 DOSの迎えの車が来る。 船は小さい。いつも三宅から乗っていた船は、中くらいの大きさがあったので、ビミョーな気分。10人乗り。 桟橋付近でウオーミングアップということで10M深くらいまで何回か潜る。  DOSメンバー7人。隣のバンガローの人たちだ。 船を出して5分くらいで、もうイルカ。 でも おいらはカメも好きなんだなぁ。イルカとカメを同時に見つけたら、カメを追っちゃうんだなぁ
 カメなんだなぁ。 アオウミガメなんだなぁ
 これまたカメなんだなぁ。 意外と早いぞ、カメ。
竜宮城につりちっちくり〜
 やっとイルカ。 下から見上げちゃったりするんだ。 アダンカス型(沿岸生息型)のハンドウイルカです。 一般では「バンドウ」イルカなどと発音されていますが、正確には「ハンドウ」です。漢字にすると「半道」です
 追いかけても、速いんだ
 深いところに誘うんだ。 ディープブルーの世界に…
 親子だっているんだ
 こんなふうに、泳いでいるらしい、おいらは。 ドルフィンキックをしているね。 ちょっと膝が曲がりすぎだけれどね
 接近中! 接近中! でも、触っちゃいけません
 見られています
 カメラの設定を間違えて、フラッシュをたいてしまいました。こういう事はしてはいけません。 海より深く反省・・
 もう、マブダチ気分です。 丸く白い傷跡は、小さな鮫がかぶりついて捻り切った食痕です。 捻り切られる時は、痛そうだなぁ
 黒潮の海は、真っ青で、それはそれは きれいなのです
 親子ですかね。子供は、だいぶ大きくなっています。 子連れのイルカを追ってはいけません。子供がパニックを起こして、溺れてしまうかもしれないからです。 それと、親がとても嫌がります
 呼吸をしに浮上しています。 イルカは一回の呼吸で肺の70%の空気を交換するので、風邪をひきやすい。 気道も傷みやすいだろうな。 イルカの肺は、アニサキス成体の最終居住区。 アニサキスは、鯖の皮膚下で幼生時期を過ごし、イルカに食べられるのを待っている。 時々、人間に食べられると悔しいのか、舌や食道・胃に噛みつく。 噛まれると、とっても痛いらしい。 わしは、すぐ発見してしまうので、刺身で食べても噛まれたことはない。 死ぬまでには、一度は体験しときたいと計画中
イルカの進行方向で、待ちかまえてしまうのです。
 これ、すごく深いところにいるんです。 「人間 ウぜーよっ。あっち行けよ!」とでも思っているのでしょうか
 嫌がると、おしっこをかけてくることもあります。 「おしっこえんまく」と呼んでいます。 同乗した女子が「しょっぱかった」と言っていました。 余分な塩分を排出しているのですね
 なんだかイルカのことを考えると、だんだん気分が落ち込んでいくのでした。  世の中には、イルカセラピーなんてものもあるけど、人間中心的な考え過ぎて、嫌悪感を隠せません
 もう眺めているだけです
 御蔵島でも、人間とイルカとの共存のかたちをしっかりと考えるべきでしょう。 午前中、たくさんの船がイルカたちを追いかけ回したので、ある時を境に一頭もみつからなくなりました
 午前と午後に一回ずつ、DOSしました。けっこう疲れます。午後には、だいぶ波が出てきて船はバウンドするように走りました。  キャンプ場にもどったら、水シャワーを浴びて、バンガローでぐったり状態。6畳くらいの広さ。電灯は、30Wの蛍光灯1本。あとはなんにもなし。以前は、網戸がなかったそうだが付いていて良かった。曇り天気のこともあり、あらゆる物が湿っている
 港を見下ろす東屋で、日記を書いているのです。風があり、けっこう寒いのです。   DOSを一緒にしたバンガロー泊まりの人たちと、買い物に行く。島に商店は2軒。 ビールやら つまみやらを買う
 ごはんをつくる。ランチョンミートとパスタとビール。  晩ご飯の後、6人組と飲む約束をしていたのだが、バンガローに戻り、スリーピングマットの上で横になっていたら もう起きられない。  夜中、寒くなってきて目が覚める。 トイレに行く。 きちんと寝袋に入って眠る
3日目
 村役場からの放送で起きる。下りの便が欠航だそうだ。  8:00 山に向かう。強風、ときどき 雨
 木のトンネルがステキ
 雲がぐんぐんやってきて、幻想的な風景です
 雨具があるから、雨なんかへっちゃらだい!
 鈴原湿原の入り口まで来ました。 さらに進みたかったのですが、木道は滑るし突風は吹くしで湿原に落ちそうだったので、引き返すことにしました。 誰にも会わない。 唄を歌いながら歩く。 途中、工事現場のおじさんに「台風ですか?」と訊いたら、「1000mmだから、まだ違うねぇ」と言われた。でも、台風一歩手前だ。  村に近くまで戻ると、上りの便も欠航になった旨の放送が聞こえた。その日 内地に帰る予定だった人たちは、帰れなったわけだ。そういう島なのです。一週間 閉じこめられることもあります
 ヘリポートに行くと、本日午前便欠航と出ている。ヘリよ、おまえもか! などと思う。 おいら 明日 帰れるのかな・・?と、ちょびっと不安になる。   キャンプ場に戻ると、6人組が東屋にたむろっていたので加わり、おやつの時間
今度は、反対側の道を歩いていく
強風
ずっと先に巨木があるらしいので、見に行くのです
オオミズナギドリの遺体
昔はこの鳥は食べられていたそうなのですが、今は天然記念物指定種なので食べられません
官吏は保護をしたつもりなのでしょうが、官吏が計画したフェンスに挟まってたくさんの個体が死んでいたりします。 官吏って、なんて馬鹿!!
ついでに増えすぎて、木の根本に巣を作るものだから木が枯れてきて、これまた問題になっている。 官吏って、どうしようもない馬鹿だらけ!!
この遺体を持って帰って骨格標本を作ろうかと思ったけど、コンテナがないので断念。 天然記念物の持ち出しは禁止
紫色のマイマイ

強風と凄い勢いの雲で、前が見えんがな…

あまりに強風な上、薄暗くなってきて不安になったので、途中で引き返す

ジャンプすると、体が風下に流されます。 面白くて何度もやっていたけれど、人に見られたらお恥ずかしい

ステキな色の落ち葉

バンガローにもどって一息

なにもかも湿気ている

4日目
朝、島内放送で、東京発の船が着岸できずに素通りしていくことを知る
その船が八丈島から折り返してくる際に、島にきてくれるかが問題だ
とりあえず、桟橋は波をかぶっていて、あらららら…
ヘリコプターで脱出する方法もあるが、人数は乗れない
漁船を借りて伊豆まで渡る、という方法もあるそうだ
朝ご飯におじゃまさせていただきました
おいらはランチョンミートやビスケットを出させていただきました
噴煙を上げるお隣の三宅島

船が来るか心配で(なかばワクワクでしたが)、桟橋のほうを観察

桟橋が乾いていたら。接岸するそうだ

スゲーな、波っ!!
いや〜、こういう状況って楽しいなぁ、と、うっとり…
接岸できるかどうかは船長の判断次第、ということになり、とりあえず船がきてくれることになりました
待合所にみなさん集合して、んでもって記念撮影したりして、呑気なものです…はい
なんだか、ものすごく揺れながら「すとれちあ丸」がやってきました

なんとか接岸してくれましたが、危険なので、桟橋の袂からマイクロバスでタラップまで移動ということになりました

通知があるまでは、走って乗り込みのかと思っていたので、ストレッチしまくりでした

キケンキケン

おっさんの頭頂部もキケン

命懸けの乗船!!

一度、タラップが外れたりして、キケン!

過去、桟橋係の人が桟橋に乗り上げた波の流され、桟橋と船の間に挟まれてミンチになってしまったこともあるそうだ

なんとかみなさん乗船して、出港

御蔵島はこんな形
人が住んでいるのは、まんなか下部の白い部分

船の後部甲板に立っていたが、上下に5mくらいは揺れていたよ。 フェンスに脚を絡みつけて、写真を撮る
気を抜いたら、吹っ飛ばされそうな揺れでした

三宅島の横を通り過ぎます
山頂部分がギザギザになっていて、びっくりです

噴火する前に、山頂探検しといて良かったよ

台風に近い、強力な低気圧なのでした

楽しゅうございました

 

 

  おわり

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